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気遣
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きづけ
ふりがな文庫
“
気遣
(
きづけ
)” の例文
旧字:
氣遣
百両なんてえ金を持ってる
気遣
(
きづけ
)
えはねえ、彼様な奴が
盗賊
(
どろぼう
)
だか
何
(
な
)
んだか知れやアしない、
此様
(
こん
)
な大きな石を入れて置きやアがって
文七元結
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「それがよかろう、俺らはムクのことは大丈夫だと思ってるんだ、あの犬は人に殺される
気遣
(
きづけ
)
えはねえとこう思ってるんだ」
大菩薩峠:06 間の山の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
こんりんざい人の来る
気遣
(
きづけ
)
えはねえ、へたにあばれるより、おちついてよく考げえてみるんだ、四つのときそこで、死にかかっていたってえことをな、——あばよ
赤ひげ診療譚:07 おくめ殺し
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
「何を言うんだ、お前は恋患いだって言うじゃないか、大の男が恋患いで死ぬ
気遣
(
きづけ
)
えはねえ、それに、夜中にそっと抜け出して、金沢町のあたりをフラ/\歩くことまでわかっているんだ」
銭形平次捕物控:238 恋患い
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
せな「アレまア、
汝
(
われ
)
せえ云わなければ知れる
気遣
(
きづけ
)
えねえから云うじゃアねえよと、
己
(
おら
)
を
口止
(
くちどめ
)
して、自分からおッ
饒舌
(
ちゃべ
)
るって、
何
(
なん
)
てえこった」
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
「いいてえことよ、誰も八五郎を
誘拐
(
かどわかし
)
の
曲者
(
くせもの
)
だと言う
気遣
(
きづけ
)
えはねえ」
銭形平次捕物控:043 和蘭カルタ
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
お前さんもまんざら
忌
(
いや
)
ならば
此様
(
こん
)
な処まで手を
引張
(
ふっぱ
)
って逃げてめえる
気遣
(
きづけ
)
えもねえが、宿屋の
婿
(
むこ
)
になったら何うだ、
屎草履
(
くそぞうり
)
を直さねえでも
宜
(
え
)
いから
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
清「それ見ろ、
彼様
(
あんな
)
にいうのに
打様
(
うちよう
)
を覚えねえからだ、中の釘は
真直
(
まっすぐ
)
に打っても、上の釘一本をありに打ちせえすりゃア
留
(
とめ
)
の離れる
気遣
(
きづけ
)
えは
無
(
ね
)
いというのだ……杉の
堅木
(
かたぎ
)
か」
名人長二
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
併
(
しか
)
し仏壇ですから中から打付かるものは花立が倒れるとか、香炉が
転
(
ころが
)
るぐれえの事ですから、
気遣
(
きづけ
)
えはございません、嘘だと思召すなら丁度今途中で買って来た
才槌
(
せいづち
)
を持ってますから
名人長二
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
アレマアわれさえ云わなければ知れる
気遣
(
きづけ
)
えはねえ、われが
心配
(
しんぺい
)
だというもんだから、お前さまの前へ隠していたんだ、夫婦の
情合
(
じょうあい
)
だから、云ったらお
前
(
めえ
)
も
余
(
あんま
)
り心持も
好
(
よ
)
くあんめえと思ったゞが
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
気遣
(
きづけ
)
えしねいが
宜
(
え
)
い
名人長二
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
気
常用漢字
小1
部首:⽓
6画
遣
常用漢字
中学
部首:⾡
13画
“気遣”で始まる語句
気遣無之