“気流”の読み方と例文
読み方割合
きりゅう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やがて、ふゆり、はるになろうとして、気流きりゅうあらそいました。みだれるくもあいだから、太陽たいよう下界げかいをのぞいて、たゆみなき人間にんげん努力どりょくをながめながら
春はよみがえる (新字新仮名) / 小川未明(著)
ふだんに寒冷かんれい気流きりゅうがあって、よほどな射手いてが、よほどなをおくらぬかぎり、その気流のさからいをうけずにまとへあたるということはありえないだろう。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
谷間たにま気流きりゅうをうけてそれたのか、あるいは弦切つるぎれの微妙びみょうな指さきに、なにかのおちどがあったのだろうか、とにかく、白鳥の峰へとどかぬうち、きりのごとくかげして
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)