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母公
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ぼこう
ふりがな文庫
“
母公
(
ぼこう
)” の例文
功名富貴
(
こうめいふうき
)
はいふに
足
(
た
)
らず。吾いま
母公
(
ぼこう
)
の
慈愛
(
めぐみ
)
をかうむり、
四八
賢弟
(
けんてい
)
の
敬
(
ゐや
)
を納むる、何の
望
(
のぞみ
)
かこれに過ぐべきと、よろこびうれしみつつ、又
日来
(
ひごろ
)
をとどまりける。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
浪人しても
聊
(
いさゝ
)
か田地や山を
購求
(
かいもと
)
めて、お妹御に不自由をさせるような事は致さん積りで、事によれば
母公
(
ぼこう
)
まで共々お引取り申し
度
(
た
)
い心得でおる程でござるから
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「いつかは……と。それは
母公
(
ぼこう
)
が仰っしゃっておいでたのか」
私本太平記:08 新田帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
通
(
つう
)
じければ大隅守殿早速對面あり此時越前守には
率爾
(
そつじ
)
ながら早速伺ひ申度は今より廿三年以前の御
召使
(
めしつか
)
ひに
澤
(
さは
)
の
井
(
ゐ
)
と申女中の御座候ひしやと
聞
(
きく
)
に大隅守殿申さるゝは親將監三年以前に
病死
(
びやうし
)
致し私し家督仕つり候へども當年廿五歳なれば廿三年
跡
(
あと
)
の事は一
向
(
かう
)
辨
(
わきま
)
へ申さずと答へらる越前守
推返
(
おしかへ
)
して然らば御
母公
(
ぼこう
)
には
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
只
母公
(
ぼこう
)
によくつかへ給へとて、座を立つと見しが、かき消えて見えずなりにける。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
母
常用漢字
小2
部首:⽏
5画
公
常用漢字
小2
部首:⼋
4画
“母”で始まる語句
母
母屋
母親
母子
母様
母娘
母家
母衣
母樣
母者人