武士さむれえ)” の例文
「でも、去年から遊びにくる二人連れの武士さむれえの一人と、おめえが大変心安くすると云って、だいぶ評判が高けえようだぜ」
半七捕物帳:04 湯屋の二階 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
これから追々おい/\田地でんじでも買おうと云うのだが、一人の身上みのうえでは不自由勝だから、傳次女房を持ちてえが百姓の娘ではいやだが、聞けば何か此方こちらねえさんは元武士さむれえのお嬢さんで
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「なにしろ、おめえは家へ帰って、その武士さむれえがきょう来るかどうだか気をつけろ。おれも支度をしてあとから行く」
半七捕物帳:04 湯屋の二階 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
器量はえゝし、人柄に見えるが、何処どこもんだというと、元はよしある武士さむれえの娘で、これ/\で奉公しております、外の女アみんな枕付まくらつきでいる中にわしは堅気で奉公をしようというんだが
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
まあ、ここへ上がって来たら、てめえがなんとか巧く云って連れの武士さむれえのことを訊いてみろ。その返事次第でまた工夫もあるだろう。なにしろ相手が武士だ。
半七捕物帳:04 湯屋の二階 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
ほかの事とは違うと、とぼけたっていけねえ、あんでも丹波屋の横の座敷ではすになってまんまア食って居たとき、おめえゆっくりとって出て往ったから、叮嚀てえねえなお武士さむれえだと思ってっけが
伯父さんさえ得心になればいと云う嫁の口が出来たので、誠にい口で、桑名川村の柳田典藏と云う大した立派な武士さむれえだが、運が悪いとは云いながら此方こっちへ来て田地や何かも余程有り
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
客「相手の武士さむれえは三人だ、関取がどっとって暴れると根太ねだが抜けるよ」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
客「どうだもうけえろうじゃアねえか、因業いんごう武士さむれえ畜生ちきしょう
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)