“武士衆”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さむらいしゅう66.7%
さむれえしゅ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここの領主の新免伊賀守の一族からして、一人として、帰って来た者はいないのだ、いくさの後、あの小城へ入っているのは、みな顔も見知らない徳川系の武士衆さむらいしゅうではないかという。
宮本武蔵:02 地の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「ご謀反ことごとく失敗に終り、お味方をした武士衆さむらいしゅうは、あるいは討ち死にあるいは斬り死に、公卿衆は遠島となりましょう。……難をまぬかるる手段は一つ、返り忠ばかりにござりますぞ!」
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「何がまあだ。そこでお前に訊きてえのはほかじゃねえ。あのお武士衆さむれえしゅは一体どこのお屋敷だえ。西国さいこくの衆らしいね」
半七捕物帳:04 湯屋の二階 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)