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此処等
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ここら
ふりがな文庫
“
此処等
(
ここら
)” の例文
旧字:
此處等
「いや、お
前様
(
まんさま
)
お
手近
(
てちか
)
ぢや、
其
(
そ
)
の
明
(
あかり
)
を
掻立
(
かきた
)
つて
貰
(
もら
)
ひたい、
暗
(
くら
)
いと
怪
(
け
)
しからぬ
話
(
はなし
)
ぢや、
此処等
(
ここら
)
から一
番
(
ばん
)
野面
(
のづら
)
で
遣
(
やツ
)
つけやう。」
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
此処等
(
ここら
)
で出来る瓦や木材や米や麦や——それ等は総て此川を上下する
便船
(
びんせん
)
で都に運び出されることになつて居た。
朝
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
お前さま
先刻
(
さき
)
のほど、
血相
(
けっそう
)
をかへて
謂
(
い
)
はしつた、何か珍しいことでもあらうかと、
生命
(
いのち
)
がけでござつたとの。良いにつけ、悪いにつけ、
此処等
(
ここら
)
人の
来
(
こ
)
ぬ
土地
(
ところ
)
へ、珍しいお客様ぢや。
二世の契
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
逢魔
(
おうま
)
ヶ
時
(
どき
)
の
暗
(
くら
)
まぎれに、ひよいと
掴
(
つか
)
んで、
空
(
くう
)
へ抜けた。お互に
此処等
(
ここら
)
は手軽い。
妖魔の辻占
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
「何だ、人間の口の
利方
(
ききかた
)
だ?……ほい、じゃ、ありゃ
此処等
(
ここら
)
の稲荷様か。」
浮舟
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
此
漢検準1級
部首:⽌
6画
処
常用漢字
小6
部首:⼏
5画
等
常用漢字
小3
部首:⽵
12画
“此処”で始まる語句
此処
此処彼処
此処迄
此処辺