ワザ)” の例文
巫女の仕へる神のワザ事が巫女の為事となり、同時に神になる事の出来た男性の業も、これに並行して来た迹は十分見られる。
飢エタオルル共、二君ヲ求ムル心無ク、夫婦シテ流転年久シク、イヤシキワザシテ歩クウチ、一年ヒトトセ中国ノ一寺ニ、一女ヲ捨テ、伝来ノ天音一管ヲ襁褓ムツキニ添エテ、慈悲ノ御廂ミヒサシ
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
林房雄ハヤシフサオトイウ一陣涼風イチジンリョウフウニソソノカサレ、カレテナセルワザニスギズ。
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
又其前は、飛鳥アスカの宮の日のみ子さま。大和の國中クニナカに、宮遷し、宮サダめ遊した代々ヨヽの日のみ子さま。長く久しい御代ミヨ々々に仕へた、中臣の家の神ワザ郎女イラツメさま。お聞き及びかえ。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
又其前は、飛鳥アスカの宮の 日のみ子さま。大和の國中クニナカに、宮遷し、宮サダめ遊した代々ヨヽの 日のみ子さま。長く久しい御代々々ミヨヽヽに仕へた、中臣の家の神ワザ郎女イラツメさま。お聞き及びかえ。遠い代の昔語り。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)