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梢
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うら
ふりがな文庫
“
梢
(
うら
)” の例文
櫻
(
さくら
)
の
樹
(
き
)
の
梢
(
うら
)
を、ぱつと
照
(
て
)
らして、
薄明
(
うすあか
)
るく
掛
(
かゝ
)
るか、と
思
(
おも
)
へば、
颯
(
さつ
)
と
墨
(
すみ
)
のやうに
曇
(
くも
)
つて、
月
(
つき
)
の
面
(
おもて
)
を
遮
(
さへぎ
)
るや
否
(
いな
)
や、むら/\と
亂
(
みだ
)
れて
走
(
はし
)
る……
浅茅生
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
粕谷八幡はさして
古
(
ふる
)
くもないので、大木と云う程の大木は無い。御神木と云うのは
梢
(
うら
)
の
枯
(
か
)
れた杉の木で、此は
社
(
やしろ
)
の
背
(
うしろ
)
で高処だけに諸方から
目標
(
めじるし
)
になる。烏がよく其枯れた
木末
(
こずえ
)
にとまる。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
梢
(
うら
)
枯れかかった槻の木に
春と修羅 第三集
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
その上に、
萱
(
かや
)
で包んだ山が見えたが、遠いと覚しく、峰の松が、鹿の
彳
(
たたず
)
んだ姿に小さい。藪に続いた一方は雑木林で、
颯
(
さっ
)
と黒髪を
捌
(
さば
)
いたごとく、
梢
(
うら
)
が乱れ、根が茂る。
沼夫人
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
梢
漢検準1級
部首:⽊
11画
“梢”を含む語句
樹梢
木梢
末梢
末梢的
梢葉
梢々
梢越
林梢
梢明
梢風
梢毎
梢葉腋
梢霞
梢頭
高梢
梢高
沢木梢氏
花梢
茎梢
一梢頭
...