栄耀えいえう)” の例文
旧字:榮耀
三代の栄耀えいえう一睡のうちにして、大門だいもんの跡は一里こなたに有り、秀衡ひでひらが跡は田野に成りて、金鶏山のみ形を残す。先づ高館たかだちにのぼれば、北上川南部より流るる大河也。
大菩薩峠:34 白雲の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
はるうら/\てふともあそぶやはな芳野山よしのやまたまさかづきばし、あきつきてら/\とたゞよへるうしほ絵島ゑのしままつさるなきをうらみ、厳冬げんとうには炬燵こたつおごり高櫓たかやぐら閉籠とぢこもり、盛夏せいかには蚊帳かや栄耀えいえう陣小屋ぢんごやとして
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)
栄耀えいえう栄華えいぐわをきはめたもんだ。
鳥箱先生とフウねずみ (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
また栄耀えいえうの 人を見て
浮雲 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)