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柴橋
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しばはし
ふりがな文庫
“
柴橋
(
しばはし
)” の例文
鮏
(
さけ
)
こゝにいたりて
激浪
(
げきらう
)
にのぼりかねて
猶予
(
たゆたふ
)
ゆゑ、
漁師
(
れふし
)
ども
仮
(
かり
)
に
柴橋
(
しばはし
)
を
架
(
かけ
)
わたし、
岸
(
きし
)
にちかき
岩
(
いは
)
の上の雪をほりすてこゝに居てかの
掻網
(
かきあみ
)
をなす。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
菜摘の里から対岸の宮滝へ戻るには、これも名所の一つに数えられている
柴橋
(
しばはし
)
を渡るのである。私たちはその橋の
袂
(
たもと
)
の岩の上に
腰
(
こし
)
かけながらしばらくそんな話をした。
吉野葛
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
も
徹
(
とほ
)
す
念力
(
ねんりき
)
の岩手の村や四日市見上る方は富士の峯
夫
(
をつと
)
の
命
(
いのち
)
取止
(
とりとめ
)
て
鶴芝
(
つるしば
)
龜芝青々と
齡
(
よはひ
)
ぞ永く打續き麓の
裾野
(
すその
)
末廣く天神山や馬場川口
柴橋
(
しばはし
)
大宮
木綿島
(
もめんじま
)
吉原
驛
(
じゆく
)
も打過て
日脚
(
ひあし
)
も永き
畷道
(
なはてみち
)
未刻
(
ひつじ
)
下
(
さが
)
りに來懸たり斯る折から遙か彼方より露拂ひ右左に立下に/\笠を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
なお附近には
象
(
きさ
)
の小川、うたたねの橋、
柴橋
(
しばはし
)
等の名所もあって、遊覧かたがた初音の鼓を見せてもらいに行く者もあるが、
家重代
(
いえじゅうだい
)
の宝だと云うので、
然
(
しか
)
るべき
紹介者
(
しょうかいしゃ
)
から前日に
頼
(
たの
)
みでもしなければ
吉野葛
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
柴
漢検準1級
部首:⽊
9画
橋
常用漢字
小3
部首:⽊
16画
“柴橋”で始まる語句
柴橋大力介