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本店
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ほんてん
ふりがな文庫
“
本店
(
ほんてん
)” の例文
持主は湯島切通しの質屋で、そこの隠居がついこの間まで住んでいたのが亡くなったので、婆あさんは
本店
(
ほんてん
)
へ引き取られたと云うのである。
雁
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
相談
(
さうだん
)
しければ妻も致し方なく
頓
(
やが
)
て吉之助を
呼
(
よ
)
び今日
本店
(
ほんてん
)
よりの使は斯々にて
本店
(
ほんだな
)
無人に付
暫
(
しばら
)
くの内其方を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
卸
(
おろ
)
して
漕寄
(
こぎよせ
)
見れば當時
本店
(
ほんてん
)
にて日の出の
番頭
(
ばんとう
)
吉兵衞なれば
杢右衞門
(
もくゑもん
)
は
慇懃
(
いんぎん
)
に是は/\番頭樣には
何
(
なに
)
御用
(
ごよう
)
にて御
出
(
いで
)
成
(
なさ
)
れしやと尋ければ吉兵衞
答
(
こたへ
)
て
御前方
(
おまへがた
)
も兼て知らるゝ如く此吉兵衞は是迄
精心
(
せいしん
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
撰みて
元服
(
げんぷく
)
させ表向
養子
(
やうし
)
の
披露
(
ひろう
)
もせんとて色々其
用意
(
ようい
)
などしける處に或時
本店
(
ほんてん
)
の加納屋より
急使
(
きふつかひ
)
來り同道にて參るべしとの事故
餠屋
(
もちや
)
の
亭主
(
ていしゆ
)
は大いに驚き何事の出來せしやと
取物
(
とるもの
)
も取敢ず
急
(
いそ
)
ぎ本店へ
赴
(
おもむ
)
きけるに利兵衞は餠屋を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“本店”の意味
《名詞》
本店(ほんてん)
複数ある店舗(営業所)のうち営業の中心となる所。
この店。当店。
(出典:Wiktionary)
本
常用漢字
小1
部首:⽊
5画
店
常用漢字
小2
部首:⼴
8画
“本”で始まる語句
本
本所
本郷
本当
本意
本望
本性
本當
本文
本町