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未亡人
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びばうじん
ふりがな文庫
“
未亡人
(
びばうじん
)” の例文
或
(
ある
)
未亡人
(
びばうじん
)
などは日本の物事と云へば
何
(
なに
)
でも愛着して、同じ仲間の婦人と
竹刀
(
しなへ
)
を執つて撃剣をしたり
御
(
お
)
経を読んだりなんかする
相
(
さう
)
だ。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
然
(
さ
)
ればよなと
思
(
おも
)
ひながら、
殊更
(
ことさら
)
に
知
(
し
)
らず
顏
(
がほ
)
粧
(
よそほ
)
ひつゝ、
主人
(
あるじ
)
は
御婦人
(
ごふじん
)
なるにや、
扨
(
さて
)
は
何某殿
(
なにがしどの
)
の
未亡人
(
びばうじん
)
とか、さらずは
妾
(
おもひもの
)
なんどいふ
人
(
ひと
)
か、
別
(
べつ
)
して
與
(
あた
)
へられたる
邸宅
(
ていたく
)
かと
問
(
と
)
へば
たま襻
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
ある若い
未亡人
(
びばうじん
)
の態度が常にNの心の問題となつてゐることもつゞいて繰返して考へられた。
路傍の小草
(新字旧仮名)
/
田山花袋
、
田山録弥
(著)
細君は自分が
未亡人
(
びばうじん
)
のやうな身の上になつたと云ふ事に気が付いて、それをひどく興味があるやうに思つてゐるらしい。暫くして細君は云つた。「ですけれど、気の毒な事は気の毒ですわね。」
鱷
(新字旧仮名)
/
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
(著)
さてステパンが幼年学校に這入ると同時に、
未亡人
(
びばうじん
)
は娘ワルワラを連れてペエテルブルクに引越して来た。それは息子のゐる学校の近所に住つてゐて、休日には息子に来て貰はうと思つたからである。
パアテル・セルギウス
(新字旧仮名)
/
レオ・トルストイ
(著)
▼ もっと見る
親切な今の
良人
(
をつと
)
は
此
(
この
)
若い
未亡人
(
びばうじん
)
と
幼児
(
をさなご
)
とを助けたい
為
(
た
)
めに進んで結婚を求めたのであつたと夫人が語られた。同じく食堂には薄桃色をした
鸚鵡
(
あうむ
)
の籠が吊されて居た。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
“未亡人”の意味
《名詞》
未亡人(みぼうじん)
夫と死別して再婚していない女性。
(出典:Wiktionary)
未
常用漢字
小4
部首:⽊
5画
亡
常用漢字
小6
部首:⼇
3画
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
“未亡”で始まる語句
未亡