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有験
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うげん
ふりがな文庫
“
有験
(
うげん
)” の例文
北の
方
(
かた
)
を始め、
私
(
わたくし
)
どもまで心を痛めて、御屋形の
門々
(
かどかど
)
に
陰陽師
(
おんみょうじ
)
の
護符
(
ごふ
)
を貼りましたし、
有験
(
うげん
)
の
法師
(
ほうし
)
たちを御召しになって、種々の御祈祷を御上げになりましたが
邪宗門
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
有験
(
うげん
)
の高僧貴僧百人、
神泉苑
(
しんせんえん
)
の池にて、
仁王経
(
にんおうきょう
)
を
講
(
こう
)
じ
奉
(
たてまつ
)
らば、
八大竜王
(
はちだいりゅうおう
)
も
慈現
(
じげん
)
納受
(
のうじゅ
)
たれ
給
(
たま
)
ふべし、と申しければ、百人の高僧貴僧を
請
(
しょう
)
じ、仁王経を講ぜられしかども、
其験
(
そのしるし
)
もなかりけり。
伯爵の釵
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
さればさすがに
有験
(
うげん
)
の隠者もうかとその手に乗らうとしたが、思へばこの真夜中に幾百里とも知らぬ「あんちおきや」の都から、
傾城
(
けいせい
)
などの来よう筈もおぢやらぬ。
きりしとほろ上人伝
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
有験
(
うげん
)
の高僧貴僧百人、神泉苑の池にて、
仁王経
(
にんのうきょう
)
を講じ奉らば、八大竜王も
慈現納受
(
じげんのうじゅ
)
たれ給うべし、と申しければ、百人の高僧貴僧を
請
(
しょう
)
じ、仁王経を講ぜられしかども、その
験
(
しるし
)
もなかりけり。
伯爵の釵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「かしこの
藁屋
(
わらや
)
には、さる
有験
(
うげん
)
の隠者が
住居
(
すまひ
)
致いて居ると聞いた。まづあの屋根の上に下らうずる。」とあつて、「れぷろぼす」を小脇に抱いた
儘
(
まま
)
、とある
沙山
(
すなやま
)
陰のあばら家の
棟
(
むね
)
へ
きりしとほろ上人伝
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
有
常用漢字
小3
部首:⽉
6画
験
常用漢字
小4
部首:⾺
18画
“有”で始まる語句
有
有難
有無
有様
有之
有頂天
有耶無耶
有名
有明
有体