“曾(かつて)” の例文
新字:曽
何んてまあ変わって了ったんだろう? 彼は蒼白(まっさお)の顔をして(曾(かつて)はそれは活々としたピンク色を呈していたではないか。)波斯(ペルシャ)模様の氈(かも)を掛けた長榻(ながいす)に深く身を埋め
西班牙の恋 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
盖(けだし)芭蕉の盆石(ぼんせき)が孔夫子の泰山(たいさん)に似たるをいふなり。芭蕉曾(かつて)駔儈(そくわい)の風(ふう)軽薄(けいはく)の習(しふ)少しもなかりしは吟咏(ぎんえい)文章(ぶんしやう)にてもしらる。此翁は其角がいひしごとく人の推慕(すゐぼ)する事今に於も不可思議(ふかしぎ)の奇人(きじん)なり。
誰(たれか)言(いう)巾幗(きんこく)不成事(ことをなさずと) 曾(かつて)記(きす)神功(じんごう)赫々(かくかくの)名(な)
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
「曾(かつて)は君の親友だった! しかし今では仇同志だ!」ムリオは烈しく慟哭して「そう君は云うに違いない! 僕は其奴(そいつ)を甘受しよう! そうだ其言葉を甘受しよう! 僕は一切を ...
西班牙の恋 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
盖(けだし)芭蕉の盆石(ぼんせき)が孔夫子の泰山(たいさん)に似たるをいふなり。芭蕉曾(かつて)駔儈(そくわい)の風(ふう)軽薄(けいはく)の習(しふ)少しもなかりしは吟咏(ぎんえい)文章(ぶんしやう)にてもしらる。此翁は其角がいひしごとく人の推慕(すゐぼ)する事今に於も不可思議(ふかしぎ)の奇人(きじん)なり。