“日高川”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひだかがわ75.0%
ひだかがは25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分が丁度その姿で男を追い掛けてゆくと、両国の川が日高川ひだかがわになって、自分が蛇になって泳いでゆく。そんな姿がまぼろしのように彼女の眼の前に現われた。
両国の秋 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
また清姫きよひめ日高川ひだかがわへ飛びこんで、安珍あんちんを追ったときはこんなものか、十七や十八で豪気なもの。
朱絃舎浜子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
日高川ひだかがは清姫きよひめなどは、きながらじやになつたといふから、これこの部類ぶるゐれてもい。死靈しれうは、死後しごたましひ異形いげう姿すがたあらはすもので、れい非常ひぜうおほい。そのあらはれかたみな目的もくてきつてことなる。
妖怪研究 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)