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日向
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ひむか
一番これに近い例としては、神功紀・
住吉神出現の段「
日向の国の
橘の
小門のみな底に居て、
水葉稚之出居神。名は
表筒男・中筒男・底筒男の神あり」
また
日向の
泉の
長比賣に娶ひて、生みませる御子、大
羽江の
王、次に
小羽江の王、次に
檣日の
若郎女三柱。
いざ御船、出でませや、
明き
日向を。
「
吾はいな
醜め醜めき
穢き國
一に到りてありけり。かれ吾は
御身の
禊せむ」とのりたまひて、
竺紫の
日向の橘の
小門の
阿波岐原
二に到りまして、
禊ぎ
祓へたまひき。
いざ御船、出でませや、
明き
日向を。
また
日向の
美波迦斯毘賣に娶ひて、生みませる御子、
豐國別の王。また
伊那毘の
大郎女の弟、伊那毘の
若郎女に娶ひて、生みませる御子、
眞若の王、次に
日子人の
大兄の王。
筑紫の
日向の
橘の
小門のアハギ
原においでになつて
禊をなさいました。