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旗揚
ふりがな文庫
“旗揚”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
はたあ
66.7%
はたあげ
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はたあ
(逆引き)
「
信玄
(
しんげん
)
の孫、
伊那丸
(
いなまる
)
とやらが、ふたたび、
甲斐源氏
(
かいげんじ
)
の
旗揚
(
はたあ
)
げをいたす
兆
(
きざ
)
しが見えると、せっかく、かれからもうしてまいったのに、そのままにいたしておいても、大事はござりますまいか」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
今にも
蛭
(
ひる
)
が
小島
(
こじま
)
の頼朝にても、
筑波
(
つくば
)
おろしに
旗揚
(
はたあ
)
げんには、源氏譜代の恩顧の士は言はずもあれ、
苟
(
いやしく
)
も志を當代に得ず、怨みを
平家
(
へいけ
)
に
銜
(
ふく
)
める者、響の如く應じて關八州は日ならず平家の
有
(
もの
)
に非ざらん。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
旗揚(はたあ)の例文をもっと
(2作品)
見る
はたあげ
(逆引き)
右兵衞佐
(
うひやうゑのすけ
)
(頼朝)が
旗揚
(
はたあげ
)
に、草木と共に靡きし
關八州
(
くわんはつしう
)
、心ある者は今更とも思はぬに、
大場
(
おほば
)
の三郎が
早馬
(
はやうま
)
ききて、夢かと驚きし平家の
殿原
(
とのばら
)
こそ
不覺
(
ふかく
)
なれ。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
世を恨み義に勇みし
源三位
(
げんざんみ
)
、數もなき白旗
殊勝
(
しゆしよう
)
にも宇治川の
朝風
(
あさかぜ
)
に飜へせしが、
脆
(
もろ
)
くも破れて空しく一族の
血汐
(
ちしほ
)
を
平等院
(
びやうどうゐん
)
の
夏草
(
なつくさ
)
に染めたりしは、諸國源氏が
旗揚
(
はたあげ
)
の先陣ならんとは
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
旗揚(はたあげ)の例文をもっと
(1作品)
見る
旗
常用漢字
小4
部首:⽅
14画
揚
常用漢字
中学
部首:⼿
12画
“旗”で始まる語句
旗
旗幟
旗下
旗亭
旗本
旗鼓
旗竿
旗差物
旗頭
旗艦
“旗揚”のふりがなが多い著者
高山樗牛
吉川英治