敷居際しきゐぎは)” の例文
店で働いて居るだけに、如才じよさいのないことはお縫と反對で、敷居際しきゐぎはに手を突いて、支配人と平次の顏を等分に見上げました。
いきりのつ、あたゝかいのを二串ふたくしつて、れい塗下駄ぬりげたをカタ/\と——敷居際しきゐぎは
松の葉 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
宗助そうすけ敷居際しきゐぎはひざまづいてかたごとはいおこなつた。すると座敷ざしきなか
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
書院しよゐんへ通すべし對面たいめんせんとのおほせなり是に依て侍ひ中御廣書院へ案内あんないせらる最早中納言樣には御書院に入せられ御寢衣ねまきまゝ御着座遊おんちやくざあそばさる越前守には敷居際しきゐぎは平伏へいふくせらる時に中納言樣には越前近ふ/\との御言葉ことばに越前守は少し座を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
宗助そうすけその敷居際しきゐぎはまつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)