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挙動
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ものごし
ふりがな文庫
“
挙動
(
ものごし
)” の例文
旧字:
擧動
源助さんは、もう四十位になつてゐるし、それに服装の立派なのが一際品格を上げて、
挙動
(
ものごし
)
から話振から、昔よりは遙かに容体づいてゐた。
天鵞絨
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
この少年がさっき立ち上って来る時にも並いる印度人ことごとくが
椅子
(
いす
)
から立って、
慇懃
(
いんぎん
)
な
挙動
(
ものごし
)
で通路をあけてやったが
ナリン殿下への回想
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
挙動
(
ものごし
)
から、いや殆んど何からといふことはなく、此の女の身の上話を——といふよりは、むしろ伝説を造り上げてしまつた、そして私は時々涙を流しながら
窓
(新字旧仮名)
/
シャルル・ピエール・ボードレール
(著)
二人共、この春徴兵検査を受けたのだが、五尺
不足
(
たらず
)
の山内は
誰
(
た
)
が目にも十七八にしか見えない。それでゐて何処か
挙動
(
ものごし
)
が老人染みてもゐる。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
徹夜
(
よどほし
)
三人で一斗五升飲んだといふ
翌朝
(
あくるあさ
)
でも、物言ひが
些
(
ち
)
と
舌蕩
(
したたる
)
く聞える許りで、
挙動
(
ものごし
)
から歩き振りから、
確然
(
しつかり
)
としてゐた。
刑余の叔父
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
▼ もっと見る
気障
(
きざ
)
も
厭味
(
いやみ
)
もない、
言語
(
ことば
)
から
挙動
(
ものごし
)
から、
穏和
(
おとなし
)
いづくめ、丁寧づくめ、謙遜づくめ。デスと言はずにゴアンスと言つて、其度
些
(
ちよい
)
と頭を下げるといつた
風
(
ふう
)
。風采は余り揚つてゐなかつた。
悲しき思出:(野口雨情君の北海道時代)
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
今になつて考へて見ても随分好い感じのしない
女
(
ひと
)
で、尻の大きい、肥つた、夏時などは
側
(
そば
)
へ寄ると
臭気
(
にほひ
)
のする程無精で、
挙動
(
ものごし
)
から言葉から、半分眠つてる様な、小児心にも
歯痒
(
はがゆ
)
い位
鈍々
(
のろのろ
)
してゐた。
刑余の叔父
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
“挙動”の意味
《名詞》
挙 動(きょどう)
人の動作や行動。
物質や機器類などの作動や作用、反応のようす。
(出典:Wiktionary)
“挙動(
行動
)”の解説
は、人間を含む動物の活動や行い全般を指す言葉である。ただし、日本語の「行動」がもっぱら生物(特に動物)に適用されるのに対し、英語の「behavio(u)r」は物体・機械など無生物の挙動・振舞いの意味で用いられることがある。
(出典:Wikipedia)
挙
常用漢字
小4
部首:⼿
10画
動
常用漢字
小3
部首:⼒
11画
“挙”で始まる語句
挙
挙句
挙措
挙手
挙止
挙世
挙母
挙止動作
挙人
挙家