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押据
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おしす
ふりがな文庫
“
押据
(
おしす
)” の例文
とせい/\、
肩
(
かた
)
を
揺
(
ゆすぶ
)
ると、
其
(
そ
)
の
響
(
ひゞ
)
きか、
震
(
ふる
)
へながら、
婦
(
をんな
)
は
真黒
(
まつくろ
)
な
髪
(
かみ
)
の
中
(
なか
)
に、
大理石
(
だいりせき
)
のやうな
白
(
しろ
)
い
顔
(
かほ
)
を
押据
(
おしす
)
えて、
前途
(
ゆくさき
)
を
唯
(
たゞ
)
熟
(
じつ
)
と
瞻
(
みまも
)
る。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
一足踏込んでプツリと斬りましたが、殺しは致しませんで、蟠作の
髻
(
たぶさ
)
とお村の髻とを結び、庭の
花崗岩
(
みかげいし
)
の飛石の上へ
押据
(
おしす
)
えて
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
豊臣以来の
御
(
ぎょ
)
し難き人物を縦横自在に処理し、内外の英物を適材適処に
押据
(
おしす
)
え、雲の如き群雄をことごとく一手に
収攬
(
しゅうらん
)
した政治的大手腕というものは、驚くに
足
(
た
)
るべきもので——もとよりこの人は
大菩薩峠:22 白骨の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
押
常用漢字
中学
部首:⼿
8画
据
常用漢字
中学
部首:⼿
11画
“押”で始まる語句
押
押入
押籠
押込
押立
押被
押付
押戴
押遣
押上