“おしす”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
押据60.0%
押摺20.0%
推据20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一足踏込んでプツリと斬りましたが、殺しは致しませんで、蟠作のたぶさとお村の髻とを結び、庭の花崗岩みかげいしの飛石の上へ押据おしすえて
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
そのいきおいでな、いらだか、いらって、もみ上げ、押摺おしすり、貴辺が御無事に下山のほどを、先刻この森の中へ、夢のようにお立出たちいでになった御姿を見まするまで、明王の霊前にいのりを上げておりました。
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
走り行きたる三人みたりの軍夫は、二人左右より両手を取り、一人うしろよりせなして、端麗たんれい多く世に類なき一個清国の婦人の年少としわかなるを、荒けなく引立て来りて、海野のかたえ推据おしすへたる
海城発電 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)