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だきこ
ふりがな文庫
“
抱込
(
だきこ
)” の例文
離すと、
可
(
い
)
いことに、あたり近所の、
我朝
(
わがちょう
)
の
姉様
(
あねさま
)
を
仰向
(
あおむけ
)
に
抱込
(
だきこ
)
んで、
引
(
ひっ
)
くりかへりさうで
危
(
あぶな
)
いから、不気味らしくも手からは落さず……
印度更紗
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
離
(
はな
)
すと、
可
(
い
)
いことに、あたり
近所
(
きんじよ
)
の、
我朝
(
わがてう
)
の
※樣
(
あねさま
)
を
仰向
(
あをむけ
)
に
抱込
(
だきこ
)
んで、
引
(
ひつ
)
くりかへりさうで
危
(
あぶな
)
いから、
不氣味
(
ぶきみ
)
らしくも
手
(
て
)
からは
落
(
おと
)
さず……
印度更紗
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
男の方は、その
重量
(
おもみ
)
で、窓際へ
推曲
(
おしゆが
)
められて、
身体
(
からだ
)
を
弓形
(
ゆみなり
)
に
堪
(
た
)
えて納まっている。はじめは肩を
抱込
(
だきこ
)
んで、手を女の背中へまわしていました。
甲乙
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
一体黒い外套氏が、いい年をした癖に、悪く色気があって、今しがた明保野の娘が、お藻代の白い手に
怯
(
おび
)
えて取縋った時は、内々で、一抱き
柔
(
やわら
)
かな胸を
抱込
(
だきこ
)
んだろう。……ばかりでない。
古狢
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
と
唸
(
うな
)
つて、
矢庭
(
やには
)
に
抱込
(
だきこ
)
むのを、
引離
(
ひきはな
)
す。むつくり
起直
(
おきなほ
)
る。
一席話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
抱
常用漢字
中学
部首:⼿
8画
込
常用漢字
中学
部首:⾡
5画
“抱”で始まる語句
抱
抱擁
抱一
抱主
抱妓
抱負
抱合
抱茗荷
抱起
抱懐