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打着
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ぶつか
ふりがな文庫
“
打着
(
ぶつか
)” の例文
森の
間
(
あい
)
から
視
(
なが
)
めていますと、けたたましい音を立てて、ぐるぐる舞いじゃ、二三度
立樹
(
たちき
)
に
打着
(
ぶつか
)
りながら、
件
(
くだん
)
のその昼間の
妖物
(
ばけもの
)
退治が、駆込んで参りました。
星女郎
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
丁度それが
眉間
(
みけん
)
へ
打着
(
ぶつか
)
つて血が
淋漓
(
だらだら
)
流れて、顔が半分真赤に成つて了つた。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
そうすると、
明
(
あかる
)
くなって、
巌
(
いわ
)
に
附着
(
くッつ
)
いた、
皆
(
みんな
)
の形が、顔も
衣服
(
きもの
)
も蒼黒くなって、あの、
大
(
おおき
)
な
鮪
(
まぐろ
)
が、巌に附着いておりますようで、
打着
(
ぶつか
)
ります浪の
潵
(
しぶき
)
が白くかかって見えました。
わか紫
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
海から吹抜けの風を
厭
(
いと
)
ってか、窪地でたちまち
氾濫
(
あふ
)
れるらしい水場のせいか、
一条
(
ひとすじ
)
やや広い
畝
(
あぜ
)
を隔てた、町の裏通りを——横に通った、正面と、
撞木
(
しゅもく
)
に
打着
(
ぶつか
)
った
真中
(
まんなか
)
に立っている。
貝の穴に河童の居る事
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
打
常用漢字
小3
部首:⼿
5画
着
常用漢字
小3
部首:⽬
12画
“打”で始まる語句
打
打擲
打棄
打捨
打殺
打倒
打明
打付
打笑
打毀