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所書
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ところがき
ふりがな文庫
“
所書
(
ところがき
)” の例文
そして
普魯西
(
プロシヤ
)
で
捕虜
(
とりこ
)
になつてゐる甥の名前と収容所の
所書
(
ところがき
)
とを渡すと、それから一週間ほど経つて、甥は
不具
(
かたは
)
になつた捕虜の
幾人
(
いくたり
)
と一緒に瑞西に送り帰されて来た。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
父と兄とはふくろにマルコの着物を入れ、マルコのポケットにいくらかのお金を入れ、おじさんの
所書
(
ところがき
)
をもわたしました。マルコは四月の晴れた晩、船にのりました。
母を尋ねて三千里
(新字新仮名)
/
エドモンド・デ・アミーチス
(著)
私は小石川なる父の家の
門札
(
もんふだ
)
に、第四
大区
(
だいく
)
第何小区何町何番地と
所書
(
ところがき
)
のしてあったのを記憶している。東京府が今日の如く十五区六郡に区劃されたのは、丁度私の生れた頃のこと。
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
私
(
わたくし
)
の
認
(
したゝ
)
めた
所書
(
ところがき
)
が
稍
(
やゝ
)
不完全ですから
此
(
この
)
手紙が果してお手
許
(
もと
)
に達するか否かを懸念しますが、
併
(
しか
)
しあなたは
巴里
(
パリイ
)
に於て既に著名なお
人
(
ひと
)
ですから多分無事にお
手許
(
てもと
)
に届くだらうと思ひます。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
「……ハイ。妻の
所書
(
ところがき
)
も、貴方の旅費も、この中に入っております」
戦場
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
▼ もっと見る
所書
(
ところがき
)
は残していらっしゃいませんでした。というわけである。
幸福への意志
(新字新仮名)
/
パウル・トーマス・マン
(著)
と
所書
(
ところがき
)
から読み直して見ると
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
所
常用漢字
小3
部首:⼾
8画
書
常用漢字
小2
部首:⽈
10画
“所”で始まる語句
所謂
所以
所
所詮
所為
所作
所業
所在
所々
所有