たたかっ)” の例文
旧字:
爾うすると賊軍方の者が夜は其処そこいったたかって、昼はねむいからといって塾に来て寝て居た者があったが、ねっから構わない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
その人はどんな種類の者かとうに、去年から出陣してさん/″\奥州地方でたたかっようやく除隊になって、国には帰らずに鉄砲をてゝそのまま塾に来たとうような少年生が中々多い。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
壹岐と私との関係については、私はみずから自慢をしてもいことがある。れは如何どうしても悪感情がなければならぬはず、衝突がなければならぬ筈、けれども私はその人と一寸ちょいともたたかったことがない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)