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意気込
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いきごみ
ふりがな文庫
“
意気込
(
いきごみ
)” の例文
旧字:
意氣込
泥棒の足の早さも抜群ですが、二十七歳の若さを、忿怒と驚愕に燃えさかる、井上半十郎の
意気込
(
いきごみ
)
の凄まじさも
一
(
ひ
)
と通りではありません。
江戸の火術
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
またこう書けばこそ下らなくなるが、その当時のぼんやりした
意気込
(
いきごみ
)
を、ぼんやりした意気込のままに叙したなら、これでも小説の主人公になる資格は十分あるんだろうと考える。
坑夫
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
文壇に乗出したそもそもの初めこそ小説を生涯の使命とする
意気込
(
いきごみ
)
があったらしいが、人気が去ってからは他の仕事に転々して、最後に再び文壇に舞戻った時は
最
(
も
)
う時代に遅れてしまって
美妙斎美妙
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
警察が干渉でもしなければ一日でも
喋舌
(
しやべ
)
り続けようとする
意気込
(
いきごみ
)
を見せた。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
◯
彼
(
か
)
れまず口を開いていう「人もし
汝
(
なんじ
)
に向いて
言詞
(
ことば
)
を出さば汝これを
厭
(
いと
)
うや、さりながら誰か言わで忍ぶことを得んや」と。以て神の道のためには弁ぜざるを得ずとの、彼の
意気込
(
いきごみ
)
を知るべきである。
ヨブ記講演
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
▼ もっと見る
サアこの小便を
避
(
さ
)
けて左右に道を開くか、何か
咎
(
とが
)
め立てして
喰
(
くっ
)
て掛るか、
爰
(
ここ
)
が喧嘩の間一髪、いよ/\
掛
(
かかっ
)
て来れば五人でも十人でも
投
(
ほう
)
り出して殺して
仕舞
(
しま
)
うと云う
意気込
(
いきごみ
)
が、先方の若武者共に
分
(
わかっ
)
たか
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
津田の疑問と清子の疑問が
暫時
(
ざんじ
)
視線の上で行き合った
後
(
あと
)
、最初に眼を引いたものは清子であった。津田はその
退
(
ひ
)
き
方
(
かた
)
を見た。そうしてそこにも二人の間にある
意気込
(
いきごみ
)
の相違を認めた。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
意
常用漢字
小3
部首:⼼
13画
気
常用漢字
小1
部首:⽓
6画
込
常用漢字
中学
部首:⾡
5画
“意気”で始まる語句
意気地
意気
意気組
意気銷沈
意気軒昂
意気張
意気揚々
意気地無
意気造
意気揚