“言詞”の読み方と例文
読み方割合
ことば100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この男は、私の宅へ来る時には、きっと何か一つ二つ皮肉なそして私を不愉快にするような暗示に富んだ言詞ことばを用意して来るように見える。
小さな出来事 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
◯その声にいう「無知の言詞ことばをもて道を暗からしむるこの者は誰ぞや」と。「道」とは神の御計画、世界を造り給いし時の御精神という意である。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
れまず口を開いていう「人もしなんじに向いて言詞ことばを出さば汝これをいとうや、さりながら誰か言わで忍ぶことを得んや」と。以て神の道のためには弁ぜざるを得ずとの、彼の意気込いきごみを知るべきである。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)