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愁傷
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しうしやう
ふりがな文庫
“
愁傷
(
しうしやう
)” の例文
「ホウ、それは
愁傷
(
しうしやう
)
であつたな。——が、
此店
(
ここ
)
へ入つた時、綺麗な娘が居たやうに思ふが——あれは誰だ」
銭形平次捕物控:066 玉の輿の呪
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
盡
(
つく
)
したれど
定業
(
ぢやうごふ
)
は
逃
(
のが
)
れ難く母は
空敷
(
むなしく
)
なりにけり兵助の
愁傷
(
しうしやう
)
大方ならず
然
(
され
)
ど
歎
(
なげき
)
て
甲斐
(
かひ
)
無事
(
なきこと
)
なれば泣々も野邊の送りより七々四十九日の
法
(
いと
)
なみもいと
懇
(
ねんご
)
ろに
弔
(
とふら
)
ひける。
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
思召
(
おぼしめし
)
ての再吟味の御願ひ御許しなきのみか
剩
(
あまつ
)
さへ閉門を仰付られ候
段
(
だん
)
は
誠
(
まこと
)
に是非もなき次第なり此上は
何樣
(
なにやう
)
の御沙汰
有
(
あら
)
んも計り難しと
愁傷
(
しうしやう
)
の
體
(
てい
)
なれば越前守には此體を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
見るよりも皆々
愁傷
(
しうしやう
)
大方ならず
然
(
さ
)
れど如何とも
詮方
(
せんかた
)
なきにより早々此趣きを村役人へ
屆
(
とゞ
)
けしかば
幸手宿
(
さつてじゆく
)
權現堂兩村の役人とも立合
評議
(
ひやうぎ
)
なす中夜は程なく
明放
(
あけはな
)
れしにぞ早々此段を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“愁傷”の意味
《名詞》
嘆き悲しむこと。また、そのような思い。
可愛そうに思うこと。
(出典:Wiktionary)
愁
常用漢字
中学
部首:⼼
13画
傷
常用漢字
小6
部首:⼈
13画
“愁”で始まる語句
愁
愁然
愁眉
愁歎
愁嘆場
愁訴
愁歎場
愁嘆
愁色
愁夜曲