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悶
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もど
ふりがな文庫
“
悶
(
もど
)” の例文
見て
悶
(
もど
)
かしげに「貴方は其を疑いますか、若し宝を隠す為でなければ何の為に此の様な、人の出入る事の出来ぬ塔を立てたとおおもいなさる」
幽霊塔
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
「
何
(
ど
)
うぞ
其後
(
そのあと
)
を、それから、」と
聞
(
き
)
く
身
(
み
)
には
他事
(
たじ
)
をいふうちが
悶
(
もど
)
かしく、
膠
(
にべ
)
もなく
続
(
つゞき
)
を
促
(
うなが
)
した。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
それが
悶
(
もど
)
かしくて堪らなかったから、この場合、火蓋を切ろうとするのを山崎が抑えました。
大菩薩峠:21 無明の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
『何で御座いますか、私に出来る事なら……。』と智恵子は何時になく
悶
(
もど
)
かし相な顔をした。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
つい眼の前の物に手の届かぬような
悶
(
もど
)
かしい感じが残るばかりである。
イタリア人
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
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悶
(
もど
)
かしがり「到底逢わぬ訳には行きますまいが、兎に角、暫し他の室に避け心を落ち着けて夫からお逢いなさい、ソレ斯う云う中に最う彼処へ遣って来ますよ」
幽霊塔
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
悶
漢検準1級
部首:⼼
12画
“悶”を含む語句
煩悶
苦悶
悶々
憂悶
身悶
悶着
悶掻
悶死
悶躁
悶著
悶絶
鬱悶
一悶着
欝悶
憤悶
困悶
悶乱
悶転
悶踠
足悶
...