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鬱悶
ふりがな文庫
“鬱悶”の読み方と例文
読み方
割合
うつもん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うつもん
(逆引き)
すると新吉の血の中にしこりかけた
鬱悶
(
うつもん
)
はすっと消えて、世にもみず/\しい匂いの籠った巴里が眼の前に再び展開しかけるのであった。
巴里祭
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
それとなく胸中の
鬱悶
(
うつもん
)
を
漏
(
も
)
らした、未来があるものと
定
(
さだま
)
り、霊魂の
行末
(
ゆくすえ
)
が
極
(
きま
)
ったら、直ぐにあとを追おうと言った、
言
(
ことば
)
の
端
(
はし
)
にも
顕
(
あらわ
)
れていた。
春昼後刻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
人或は一見して云はむ、これ僅に悲哀の名を変じて
鬱悶
(
うつもん
)
と改めしのみと、しかも再考して
終
(
つひ
)
にその全く変質したるを
暁
(
さと
)
らむ。ボドレエルは悲哀に誇れり。
海潮音
(新字旧仮名)
/
上田敏
(著)
鬱悶(うつもん)の例文をもっと
(5作品)
見る
鬱
常用漢字
中学
部首:⾿
29画
悶
漢検準1級
部首:⼼
12画
“鬱”で始まる語句
鬱
鬱陶
鬱蒼
鬱憤
鬱々
鬱金
鬱勃
鬱積
鬱屈
鬱然
“鬱悶”のふりがなが多い著者
井上円了
幸田露伴
上田敏
岡本かの子
泉鏡花