トップ
>
悉
>
ことご
ふりがな文庫
“
悉
(
ことご
)” の例文
御常の
肌身
(
はだみ
)
に着けているものは
悉
(
ことご
)
とく古びていた。
幾度
(
いくたび
)
水を
潜
(
くぐ
)
ったか分らないその着物なり
羽織
(
はおり
)
なりは、どこかに絹の光が残っているようで、また変にごつごつしていた。
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
老師
(
らうし
)
といふのは五十
格好
(
がつかう
)
に
見
(
み
)
えた。
赭黒
(
あかぐろ
)
い
光澤
(
つや
)
のある
顏
(
かほ
)
をしてゐた。
其
(
その
)
皮膚
(
ひふ
)
も
筋肉
(
きんにく
)
も
悉
(
ことご
)
とく
緊
(
しま
)
つて、
何所
(
どこ
)
にも
怠
(
おこたり
)
のない
所
(
ところ
)
が、
銅像
(
どうざう
)
のもたらす
印象
(
いんしやう
)
を、
宗助
(
そうすけ
)
の
胸
(
むね
)
に
彫
(
ほ
)
り
付
(
つ
)
けた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
客と主人とはそこで
悉
(
ことご
)
とく顔を合わせた。父と高木とが第一に話を始めた。梅子は重に佐川の令嬢の相手になった。そこへ兄が今朝の通りの
服装
(
なり
)
で、のっそりと這入って来た。
それから
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
悉
漢検準1級
部首:⼼
11画
“悉”を含む語句
悉皆
知悉
悉達多
悉達
悉知
悉々
悉達太子
悉皆成仏
悉檀
悉多太子
詳悉
悉皆屋
悉曇
草木国土悉皆成仏
竝波悉林
蘇悉地経
瞿摩悉達
衆怨悉退散
衆病悉除
皆悉
...