心竭こゝろづく)” の例文
かれこれまでの心竭こゝろづくしを勘次かんじうばはれたやうで、ふつと不快ふくわいかんじをおこしたのである。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
かれはおしながこつそり蒲團ふとんしたいれれた煎餅せんべいかぢつたりして二三にちごろ/\してた。ころ駄菓子店だぐわしみせ滅多めつたかつたのでだけのことがおしなには餘程よほど心竭こゝろづくしであつたのである。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)