“御聞(おき)” の例文
兎(と)もあれ彼(あ)の子(こ)も兩親(れうしん)の手(て)で育(そだ)てられまするに、つまらぬ事(こと)を思(おも)ひ寄(より)まして、貴君(あなた)にまで嫌(い)やな事(こと)を御聞(おき)かせ申(まをし)ました
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
もう此樣(こん)な事(こと)は御聞(おき)かせ申(まをし)ませぬほどに心配(しんぱい)をして下(くだ)さりますなとて拭(ぬぐ)ふあとから又(また)涙(なみだ)、母親(はゝおや)は聲(こゑ)たてゝ何(なん)といふ此娘(このこ)は不仕合(ふしやわせ)と又(また)一しきり大泣(おほな)きの雨(あめ)、くもらぬ月(つき)も折(をり)から淋(さび)しくて
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)