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御威光
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ごゐくわう
ふりがな文庫
“
御威光
(
ごゐくわう
)” の例文
蒙り候事
口惜
(
くちをし
)
き次第に存じ奉つり候右新藤市之丞なる
者
(
もの
)
住所
(
ぢうしよ
)
相知
(
あひし
)
れ候へば私し
虚言
(
きよげん
)
に之なき
旨
(
むね
)
御分り相成べき儀に付何卒
御威光
(
ごゐくわう
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「俺も解らねえが、こいつは大變な曲者だ。退治しなきや御府内の難儀、お上の
御威光
(
ごゐくわう
)
にも
拘
(
かゝ
)
はる。來い、八。今晩のうちに
埒
(
らち
)
をあけてやる」
銭形平次捕物控:083 鉄砲汁
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
好接異客
(
このんでいかくにせつす
)
、は
可
(
い
)
いが、お
追從連
(
つゐしようれん
)
を
眼下
(
がんか
)
に
並
(
なら
)
べて、
自分
(
じぶん
)
は
上段
(
じやうだん
)
、
床
(
とこ
)
の
前
(
まへ
)
に
無手
(
むず
)
と
直
(
なほ
)
り、
金屏風
(
きんびやうぶ
)
に
御威光
(
ごゐくわう
)
を
輝
(
かゞや
)
かして、
二十人前
(
にじふにんまへ
)
の
塗
(
ぬり
)
ばかり
見事
(
みごと
)
な
膳
(
ぜん
)
、
青芋莄
(
あをずゐき
)
の
酢和
(
すあへ
)
で、どぶろくで
画の裡
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
御歸
(
おかへ
)
し下さる樣偏へに御願ひ申ますと
眞面目
(
まじめ
)
で云ふゆゑ
居並
(
ゐなら
)
びし役人共一同笑ひに
耐兼
(
たへかね
)
眞赤
(
まつか
)
に成て居るにぞ越前守殿も
笑
(
わら
)
はれながら
好々
(
よし/\
)
御威光
(
ごゐくわう
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「平次、芝の人突き騷ぎは、お前も知つての通りだ、此上放つて置くとお上の
御威光
(
ごゐくわう
)
にもかゝはる。繩張りなどにこだはらずに、一肌脱いではくれまいか」
銭形平次捕物控:013 美女を洗ひ出す
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
先刻申上し寶珠花屋八五郎娘秀離縁の儀に付油屋久兵衞方より持參金并びに
道具類等
(
だうぐるゐとう
)
未だ返し
呉
(
くれ
)
申さず候間
何卒
(
なにとぞ
)
御威光
(
ごゐくわう
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
現に
笹野
(
さゝの
)
の旦那も、昨日お役所でお目にかゝると、熊井熊五郎と言つたやうな筋の惡い曲者が御府内を荒し廻るのは、御上の
御威光
(
ごゐくわう
)
にも
拘
(
かゝ
)
はることだ、何とか一日も早く召捕つて
銭形平次捕物控:157 娘の役目
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
威
常用漢字
中学
部首:⼥
9画
光
常用漢字
小2
部首:⼉
6画
“御威”で始まる語句
御威勢
御威令
御威嚴
御威徳
御威部