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徐福
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じょふく
ふりがな文庫
“
徐福
(
じょふく
)” の例文
秦
(
しん
)
の
徐福
(
じょふく
)
が童男女三百人をつれて、仙薬を求めて東方の島に渡ったということは世に知られ、
我邦
(
わがくに
)
でも
熊野
(
くまの
)
の
新宮
(
しんぐう
)
がその居住地であったとか
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
紀州灘
(
きしゅうなだ
)
の
荒濤
(
あらなみ
)
が
鬼
(
おに
)
が
城
(
じょう
)
の
巉巌
(
ざんがん
)
にぶつかって
微塵
(
みじん
)
に砕けて散る処、
欝々
(
うつうつ
)
とした
熊野
(
くまの
)
の山が胸に
一物
(
いちもつ
)
を
蔵
(
かく
)
して
黙
(
もく
)
して居る処、
秦始皇
(
しんのしこう
)
に
体
(
てい
)
のよい謀叛した
徐福
(
じょふく
)
が
移住
(
いじゅう
)
して来た処
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
市中の
秦
(
しん
)
ノ
徐福
(
じょふく
)
の墓、浮島など、見学する。
随筆 新平家
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
宝貝の需要がさまで痛切ならず、人がそのために身命を
賭
(
と
)
し、
怒濤
(
どとう
)
を乗り切るまでの大きな
刺戟
(
しげき
)
がなくなったのは、
徐福
(
じょふく
)
のローマンスよりもさらに前のことであろう。
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
潮
(
しお
)
の流れと主風の方向とに、今昔の変化は無いかどうか、まだ自分には確かめられぬが、ともかくも
爰
(
ここ
)
に
蓬莱
(
ほうらい
)
の仙郷を夢想し、
徐福
(
じょふく
)
・
楊貴妃
(
ようきひ
)
を招き迎えようとした程度に
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
“徐福”の解説
徐 福(じょ ふく、Xú Fú、生没年不詳)は、秦の方士方術に秀でた者・学者。。斉国の琅邪郡(現在の山東省臨沂市周辺)の出身。本来の表記は徐巿巿(ふつ)は「一」と「巾」から成り、市(いち)は「亠」+「巾」から成る別の字である。(じょふつ)。日本に渡来したという伝説があるが虚構として知られている。しかし、この伝説が日本に伝わって徐福の渡来という多くの創作が作られた。
(出典:Wikipedia)
徐
常用漢字
中学
部首:⼻
10画
福
常用漢字
小3
部首:⽰
13画
“徐”で始まる語句
徐
徐々
徐晃
徐盛
徐州
徐庶
徐行
徐徐
徐氏
徐元直