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たゞいま
ふりがな文庫
“
当今
(
たゞいま
)” の例文
旧字:
當今
御名医が恐ろしく能く切れる刃物を持って参り、御親類立合でなければならんと云うのですが、
当今
(
たゞいま
)
なぞは切るのは造作もございません。
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
ドーレ。と
木綿
(
もめん
)
の
袴
(
はかま
)
を
着
(
つ
)
けた
御家来
(
ごけらい
)
が出て
来
(
き
)
ましたが
当今
(
たゞいま
)
とは
違
(
ちが
)
つて
其頃
(
そのころ
)
はまだお
武家
(
ぶけ
)
に
豪
(
えら
)
い
権
(
けん
)
があつて
町人抔
(
ちやうにんなど
)
は
眼下
(
がんか
)
に
見下
(
みおろ
)
したもので「アヽ
何所
(
どこ
)
から
来
(
き
)
たい。 ...
士族の商法
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
エヽ
当今
(
たゞいま
)
の
華族様
(
くわぞくさま
)
とは
違
(
ちが
)
ひまして、今を
去
(
さ
)
ること三十
余年前
(
よねんぜん
)
、
御一新頃
(
ごいつしんごろ
)
の
華族様故
(
くわぞくさまゆゑ
)
、まだ
品格
(
ひん
)
があつて、
兎角
(
とかく
)
下情
(
かじやう
)
の
事
(
こと
)
にはお
暗
(
くら
)
うござりますから、
何事
(
なにごと
)
も
御近習任
(
ごきんじゆまか
)
せ。殿
華族のお医者
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
鼠甲斐絹
(
ねずみがいき
)
の
女脚半
(
おんなきゃはん
)
をかける世の中で、
当今
(
たゞいま
)
ならば新橋の
停車場
(
すてえしょん
)
からピーと云えば
直
(
じき
)
に川崎まで
往
(
い
)
かれますが、其の頃は誠に不都合な世の中で、川崎まで
往
(
ゆ
)
くのに、女の足では一晩泊りでございます。
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“当今”の意味
《名詞》
現在在位している天皇。今上天皇。いますべらぎ。
《名詞・形容動詞》
現在。このごろ。目下。
(出典:Wiktionary)
当
常用漢字
小2
部首:⼹
6画
今
常用漢字
小2
部首:⼈
4画
“当”で始まる語句
当
当然
当時
当惑
当前
当座
当家
当身
当麻
当嵌