“華族様”のいろいろな読み方と例文
旧字:華族樣
読み方割合
かぞくさま50.0%
くわぞくさま50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
華族様かぞくさまの若様はとにかく、民間に育ったいたずらっ子なら、中学校へはいるまでにはちの巣の一つや二つはかならず取っている。高谷たかや君も細井君もそれだった。
苦心の学友 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
照彦様は華族様かぞくさまでなに不自由のない身分だけれど、点数だけはびんぼうだ。各科総平均六十に足らない。
苦心の学友 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
エヽ当今たゞいま華族様くわぞくさまとはちがひまして、今をること三十余年前よねんぜん御一新頃ごいつしんごろ華族様故くわぞくさまゆゑ、まだ品格ひんがあつて、兎角とかく下情かじやうことにはおくらうござりますから、何事なにごと御近習任ごきんじゆまかせ。殿
華族のお医者 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)