トップ
>
弱気
>
よわき
ふりがな文庫
“
弱気
(
よわき
)” の例文
旧字:
弱氣
そして、こういたわると、
年
(
とし
)
とったがんは、
若
(
わか
)
いものにみずからの
力
(
ちから
)
の
衰
(
おとろ
)
えと、
弱気
(
よわき
)
を
見
(
み
)
せまいと
努力
(
どりょく
)
に
努力
(
どりょく
)
をつづけて
飛
(
と
)
んでいました。
がん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
チャイコフスキーの
弱気
(
よわき
)
は徹底的で、
喝采
(
かっさい
)
に好い
心持
(
こころもち
)
になるなどはもってのほかのことであり、自分に集まる人気や讃辞さえも極度に恐れる風があった。
楽聖物語
(新字新仮名)
/
野村胡堂
、
野村あらえびす
(著)
幸にしてこの父子あり、運がよければ、世界の
再建
(
さいけん
)
に加工し得るかも知れないと、ひそかに思った。先発隊の運命の程もわからぬので、こんな
弱気
(
よわき
)
兼
強気
(
つよき
)
になったのである。
親は眺めて考えている
(新字新仮名)
/
金森徳次郎
(著)
すると、
紳士
(
しんし
)
は、ちょっと
立
(
た
)
ち
止
(
ど
)
まったが、そして
頭
(
あたま
)
を
傾
(
かたむ
)
けたが、
自分
(
じぶん
)
の
弱気
(
よわき
)
のせいだというように
考
(
かんが
)
えて
ある冬の晩のこと
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
世田谷で空襲に
接
(
せっ
)
したが、防空ズキンをかぶって案外呑気でいた。これらで見ると、自然力的な
圧迫
(
あっぱく
)
には堪え得るが、人間的圧迫には堪え得ない
弱気
(
よわき
)
の性であろうと思った。
親は眺めて考えている
(新字新仮名)
/
金森徳次郎
(著)
▼ もっと見る
弱気
(
よわき
)
で、人間と自然とを愛せずにいられなかったドヴォルシャークは、「新世界交響曲」その他の作曲において、「人類の原始生活へのあこがれ」を描いたものとしても
首肯
(
うなず
)
けるものがあると思う。
楽聖物語
(新字新仮名)
/
野村胡堂
、
野村あらえびす
(著)
弱
常用漢字
小2
部首:⼸
10画
気
常用漢字
小1
部首:⽓
6画
“弱”で始まる語句
弱
弱音
弱々
弱虫
弱冠
弱法師
弱点
弱火
弱味
弱腰