引担ひつかつ)” の例文
旧字:引擔
濡色ぬれいろふくんだあけぼのかすみなかから、姿すがたふりもしつとりとしたをんなかたに、片手かたて引担ひつかつぐやうにして、一人ひとり青年わかものがとぼ/\とあらはれた。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
をんなは、とふと、引担ひつかつがれたそでにくるまつて、りや、しや、片手かたてもふら/\とさがつて、なに便たよるともえず。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)