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弄
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なぐさ
ふりがな文庫
“
弄
(
なぐさ
)” の例文
と、眼を血走らせているのは
袁彦道
(
えんげんどう
)
の胴元、
盆蓙
(
ぼんござ
)
の周りには、十四、五人の男が、同じように、
生唾
(
なまつば
)
を呑んで、よからぬ
弄
(
なぐさ
)
みに夢中の
態
(
てい
)
。
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ね、親分、
神樂坂
(
かぐらざか
)
小町と言はれた、十九になつたばかりの娘が一人、人身御供にあげられて、
狒々
(
ひゝ
)
見てえな野郎の
弄
(
なぐさ
)
み物にされかけて居るんだ。
銭形平次捕物控:289 美しき人質
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「なにもそのように頓狂な声を発して、おどろくには当らないよ。こればッかりは知ったが病、久しぶりでちと
弄
(
なぐさ
)
みたいが、いつもどこの寺場で用いおるか」
旗本退屈男:03 第三話 後の旗本退屈男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
なにもお前さんを
弄
(
なぐさ
)
み
物
(
もの
)
にするわけじゃねえのだ、おれは子供の時分から虫のせいで、善い事にしろ悪い事にしろ仕返しをしなくっちゃあ
納
(
おさ
)
まらねえ
性分
(
しょうぶん
)
だ
大菩薩峠:01 甲源一刀流の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
当座の
弄
(
なぐさ
)
みにゃ持って来いだ。お前だってそう思うだろう
八ヶ嶽の魔神
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
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そうたびたび
弄
(
なぐさ
)
みに参ったわけじゃござんせんが、寺場って言うのがちっと風変りな穴なんでごぜえますよ
旗本退屈男:03 第三話 後の旗本退屈男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
「いえあの、そのような
弄
(
なぐさ
)
み心からでは厶りませぬ! 二人とも、……二人ともに……」
老中の眼鏡
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
弄
常用漢字
中学
部首:⼶
7画
“弄”を含む語句
嘲弄
玩弄
玩弄物
手弄
翻弄
玩弄品
翫弄
飜弄
戯弄
調弄
翫弄物
愚弄
弄花
弄斎節
弄殺
弄戯
弄物
弄品
如法玩弄
御弄
...