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左義長
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さぎちょう
ふりがな文庫
“
左義長
(
さぎちょう
)” の例文
そういう中でもわれわれ外部の者の眼に、やや憎らしくも思われるのは正月小屋の生活、ちょうど
左義長
(
さぎちょう
)
をやく前後の少年の
跋扈
(
ばっこ
)
であった。
こども風土記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
お茶を頂きながら前の日にあった
左義長
(
さぎちょう
)
の
賑
(
にぎ
)
わいのさまなどお話しして、少し気持がおちついてから昨夜のことを申上げた。
日本婦道記:桃の井戸
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
「ああ
左義長
(
さぎちょう
)
のことですネ。それも結構です。それからこの辺の村の名とか町の名とか憶えていらっしゃいません」
三人の双生児
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
これは
往古
(
むかし
)
、漢土から爆竹の風が伝わって、
左義長
(
さぎちょう
)
と言って代々行われた土俗が遺っているのである。
釘抜藤吉捕物覚書:13 宙に浮く屍骸
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
大きな天理教会、小さな耶蘇教会で、東京から人を呼んで説教会がある。府郡の技師が来て、農事講習会がある。節分は
豆撒
(
まめま
)
き。七日が
七草
(
ななくさ
)
。十一日が倉開き。十四日が
左義長
(
さぎちょう
)
。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
▼ もっと見る
「今日はどんどだね」(一に
左義長
(
さぎちょう
)
、門松や書初めや、いろいろ正月の物を焼く儀式)
銭形平次捕物控:047 どんど焼き
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
あの江戸城の外のお
濠
(
ほり
)
ばたの柳の
樹
(
き
)
のかげに隠れていたのは正月十五日とあるから、山家のことで言えば
左義長
(
さぎちょう
)
の済むころであるが、それらの壮士が老中安藤対馬の登城を待ち受けて
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
もう一人前に近くなっていても、これに
附
(
つ
)
き
随
(
したが
)
う面々は村の少女の全部で、それが組織ある行動に
出
(
い
)
づることは、
左義長
(
さぎちょう
)
の子ども組も同じであった。
こども風土記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
左義長
(
さぎちょう
)
・とんど、またはさえの神・
鬼火
(
おにび
)
等の名を以て、大きな火を
焚
(
た
)
く日はいつになっているか。燃料の集め方、ことにこの火で焼くものの種類など。その火の
側
(
そば
)
に小屋を作る風があるならその作法。
年中行事覚書
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
“左義長”の意味
《名詞》
かつて宮中で小正月(一月十五日及び十八日)に行われた火祭りの行事。
民間では一月十四日または十五日におこなわれる火祭りの行事。どんど焼き。
(出典:Wiktionary)
“左義長”の解説
左義長(さぎちょう、三毬杖)とは、小正月に行われる火祭りの行事。地方によって呼び方が異なる(後述)。日本全国で広く見られる習俗である。
(出典:Wikipedia)
左
常用漢字
小1
部首:⼯
5画
義
常用漢字
小5
部首:⽺
13画
長
常用漢字
小2
部首:⾧
8画
“左”で始まる語句
左
左様
左右
左手
左樣
左程
左舷
左袒
左褄
左側