“さぎちょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
左義長80.0%
三毬杖10.0%
三毬打10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お茶を頂きながら前の日にあった左義長さぎちょうにぎわいのさまなどお話しして、少し気持がおちついてから昨夜のことを申上げた。
日本婦道記:桃の井戸 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
山科言継卿の日記によれば、正月十八日の三毬杖さぎちょうの時に限り、必ず唱門師禁裏に参上して之を囃す例であった。
俗法師考 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
十八日の三毬杖さぎちょうはやしを唱え、曲舞くせまいを舞ったからとて、それで一年中全部落の者が生きられるはずはない。
俗法師考 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
その地は京都室町姉小路の辺で、御所に近かったからその声聞師を御近所の声聞師と呼び、毎年正月十八日の三毬打さぎちょうに際し、禁裏に参上したものであった。
放免考 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)