“トンド”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
左義長50.0%
神火50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
話頭が多端に亘る虞れはあるが、正月十五日の左義長トンドも、燃すのが目的でなく、神を招き降した山を、神上げの後に焼き棄てた、其本末の転倒して来た訣である。
盆踊りと祭屋台と (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
大晦日と、十四日年越しと、節分とは、半月内外の遅速はあるが、考へ方によつては、同じ意味の日で、年占トシウラ祈年トシゴヒ左義長トンド道祖神祭サヘノカミマツリ厄落ヤクオトしなどは、何の日に行うてもよい訣である。
盆踊りと祭屋台と (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
燃え残った神火トンドの明りで、この石を手にりあげて一つ一つ読んでいたが、旅先の、それも天下に定まる家もなく、一管のペンに一生を托してともすれば崩れがちな自信と戦っている身には
日本文化私観 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)