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尼崎
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あまがさき
ふりがな文庫
“
尼崎
(
あまがさき
)” の例文
二度目に巡見した時は、城内の士卒の外に、
尼崎
(
あまがさき
)
、
岸和田
(
きしわだ
)
、
高槻
(
たかつき
)
、
淀
(
よど
)
などから繰り出した兵が到着してゐる。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
お春の云うところに
依
(
よ
)
ると、彼女は先月の下旬に、
尼崎
(
あまがさき
)
の父が
痔
(
じ
)
の手術で西宮の某
肛門
(
こうもん
)
病院に入院した時、二週間ばかり暇を貰って父に附き添っていたのであったが
細雪:03 下巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
その証拠には、電車が
尼崎
(
あまがさき
)
に着いて、直ぐ前に空席が出来ても、氏は素知らぬ顔をして
外
(
そ
)
つ
方
(
ぽう
)
を向いてゐたが、車掌に尻を小突かれて、やつと不承不承に
其処
(
そこ
)
に腰を下した。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
先祖は細川高国の手に属して、
強弓
(
ごうきゅう
)
の名を得た島村
弾正貴則
(
だんじょうたかのり
)
である。
享禄
(
きょうろく
)
四年に高国が
摂津国
(
せっつのくに
)
尼崎
(
あまがさき
)
に敗れたとき、弾正は敵二人を
両腋
(
りょうわき
)
に
挟
(
はさ
)
んで海に飛び込んで死んだ。
阿部一族
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
彼女は
尼崎
(
あまがさき
)
の家から時々
御機嫌
(
ごきげん
)
伺いに来ては、誰が何と申しましょうとも、あのような手数のかかる
厄介
(
やっかい
)
な
娘
(
こ
)
を、女中に置いて使うて下さる
此方
(
こちら
)
様の御恩は忘れません
細雪:02 中巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
▼ もっと見る
今度
尼崎
(
あまがさき
)
市の郊外に工場が出来る東亜飛行機製作所に、国嶋氏の
斡旋
(
あっせん
)
で就職することに極まったこと、それは自分が
嘗
(
かつ
)
て
亜米利加
(
アメリカ
)
の大学で航空学を修めたことがあるので
細雪:03 下巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
さしあたりお春を看病に
遣
(
や
)
るより外はないとして、貞之助と悦子には、お春は
尼崎
(
あまがさき
)
の実家の方に急用が出来、二三日暇を貰って帰ったと云うことにして置こうではないか、と、幸子は云って
細雪:03 下巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
“尼崎(尼崎市)”の解説
尼崎市(あまがさきし)は、兵庫県の南東部に位置する市。中核市および中枢中核都市に指定されている。1916年(大正5年)に市制施行。
(出典:Wikipedia)
尼
常用漢字
中学
部首:⼫
5画
崎
常用漢字
小4
部首:⼭
11画
“尼”で始まる語句
尼
尼寺
尼前
尼僧
尼御前
尼子
尼公
尼様
尼提
尼君