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尤
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モツトモ
ふりがな文庫
“
尤
(
モツトモ
)” の例文
あの
円満
(
ウマ
)
し
人
(
ビト
)
が、どうしてこんな顔つきになるだらう、と思はれる表情をすることがある。其
面
(
オモ
)
もちそつくりだ、と
尤
(
モツトモ
)
らしい言ひ分なのである。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
凡隊中
患難
(
クハンナン
)
相救
(
アヒスクヒ
)
困厄
(
コンヤク
)
相護
(
アヒマモ
)
リ
義気
(
ギキ
)
相
責
(
セメ
)
条理
(
ヂヤウリ
)
相糺
(
アヒタダシ
)
若クハ
独断
(
ドクダン
)
果激
(
クハゲキ
)
儕輩
(
サイハイ
)
ノ
妨
(
サマタゲ
)
ヲ成シ 若クハ
儕輩
(
サイハイ
)
相推
(
アヒオ
)
シ
乗
(
ジヨウジ
)
レ
勢
(
イキホヒニ
)
テ他人ノ
妨
(
サマタゲ
)
ヲ為ス 是
尤
(
モツトモ
)
慎
(
ツヽシ
)
ム 可キ所
敢
(
アヘ
)
テ
或
(
アルヒハ
)
犯
(
オカ
)
ス勿レ
海援隊約規
(新字旧仮名)
/
坂本竜馬
(著)
郎女たちの居る
女部屋
(
ヲンナベヤ
)
までも、
何時
(
イツ
)
もづか/″\
這入
(
ハヒ
)
つて来て、
憚
(
ハバカ
)
りなく古物語りを語つた、あの
中臣志斐媼
(
ナカトミノシヒノオムナ
)
——。あれと、おなじ表情をして居る。其も、
尤
(
モツトモ
)
であつた。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
如何
(
イカガ
)
お考へ遊ばしまする。おして、奈良へ還れぬでも御座りませぬ。
尤
(
モツトモ
)
、寺方でも、
候人
(
サブラヒビト
)
や、
奴隷
(
ヤツコ
)
の人数を揃へて、妨げませう。
併
(
シカ
)
し、
御館
(
ミタチ
)
のお勢ひには、何程の事でも御座りませぬ。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
“尤”の解説
尤(ゆう)は漢姓の一つ。『百家姓』の19番目の姓である。中国の福建省と台湾に多い。2020年の中華人民共和国の統計では人数順の上位100姓に入っていないが、台湾の2018年の統計では85番目に多い姓で、32,176人がいる。
現在の多くは王審知が閩の王となった時、閩国内の「沈」姓が同音の「審」を忌避するために改姓したものだと見られる。
(出典:Wikipedia)
尤
漢検準1級
部首:⼪
4画
“尤”を含む語句
尤物
御尤
尤至極
見尤
不尤
尤之次第
尤千万
尤様
尤異
御尤様
御無理御尤
罪尤
至極尤
蚩尤