“實用”の読み方と例文
新字:実用
読み方割合
じつよう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのぎは銅鉾どうほこといふもので、はゞひろ大型おほがたのものでありまして、實用じつよう使つかつたものでなく、なに儀式ぎしきにでももちひたものとえ、やいばのところもするどくはなく
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
そのなかに、かれとしはしては複雜ふくざつ實用じつようてきしないあたまつてゐながら、としよりもわか單純たんじゆん性情せいじやう平氣へいきあらはす子供こどもぢやないかといふ質問しつもんがあつた。宗助そうすけはすぐそれを首肯うけがつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
またこれとは反對はんたいに、一尺いつしやくにもちかをのがありますが、これもまだどうも實用じつようには不適當ふてきとうです。おそらく寶物ほうもつか、あるひは石斧せきふつくいへ看板かんばんであつたかもれません。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)