トップ
>
寛々
>
ゆる/\
ふりがな文庫
“
寛々
(
ゆる/\
)” の例文
復
(
かへ
)
し給ふべし拙者も是より江戸見物致さんと思ふなれば江戸迄は
御同道
(
ごどうだう
)
申べし
先々
(
まづ/\
)
心置
(
こゝろおき
)
なく
寛々
(
ゆる/\
)
養生
(
やうじやう
)
なすが專一なりとて
眞實
(
しんじつ
)
に申を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
さう言ひ乍ら平次と八五郎は、
寛々
(
ゆる/\
)
として母家へ歸つて行くのです。其處では手代の春之助が、我物顏に帳場に坐つて、何やら狸算用に餘念もありません。
銭形平次捕物控:197 罠に落ちた女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
私
(
わたくし
)
が
此方
(
こちら
)
へ参りましてから、貴方はお癇癖が起って
居
(
お
)
る御様子、
寛々
(
ゆる/\
)
お話も出来ませんが
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
そこで體を突ツ張つて、腕を
組
(
く
)
み
足拍子
(
あしひやうし
)
を取つて、出來るだけえらさうに
寛々
(
ゆる/\
)
と歩いて見る。駄目だ。些ともえらくなれない。何か
妄
(
むやみ
)
と氣に
懸
(
かゝ
)
ツて、不安は
槍襖
(
やりぶすま
)
を作ツて
襲
(
おそ
)
ツて來る。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
一
筆
(
ふで
)
申上參せ候扨々思ひ掛なく九
印
(
しるし
)
出拔
(
だしぬけ
)
に歸國致し途方に暮參せ候豫々夫婦になり度
祈
(
いのり
)
居候へども此の後は
寛々
(
ゆる/\
)
御げんもじも
心元
(
こゝろもと
)
なく
存
(
ぞんじ
)
參せ候
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
進ぜん
外々
(
ほか/\
)
の儀と事變り金子の事故
驚怖
(
おどろい
)
たりあたら
膽
(
きも
)
を
潰
(
つぶ
)
す所と
空嘯
(
そらうそぶ
)
ひて
莨
(
たばこ
)
をくゆらし
白々敷
(
しら/″\しく
)
も千太郎を世間知らずの
息子
(
むすこ
)
と見
掠
(
かす
)
め
先
(
まづ
)
寛々
(
ゆる/\
)
と氣を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
寛
常用漢字
中学
部首:⼧
13画
々
3画
“寛々”で始まる語句
寛々呵々