密計みつけい)” の例文
これを掘らせたのは吉太郎とお富の細工で、草之助はその密計みつけいを聽いて、嫉妬しつとのお島殺しを便乘させたのだと、後でくはしくわかりました。
もて身の營業なりはひとなすものがいかで左樣な惡き事に荷擔かたん致してすむ可きかは此御賢察ごけんさつこひねがふと口には立派りつぱに言物からこゝろの中には密計みつけいの早くもあらはれ夫ゆゑに弟は最期さいご
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
殺せば兩人の口より密計みつけい露顯ろけんに及は必定ひつぢやうなりされば兩人ともいかし置難し無益むやく殺生せつしやうたれど是非ぜひに及ばず此兩人をも殺害せつがいすべしさてかの兩人を片付る手段といふは明日各々方に山見物させ其案内あんないに兩人を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)