子供衆こどもしう)” の例文
けら殿どのを、ほとけさんむし馬追蟲うまおひむしを、鳴聲なきごゑでスイチヨとぶ。鹽買蜻蛉しほがひとんぼ味噌買蜻蛉みそがひとんぼ考證かうしようおよばず、色合いろあひもつ子供衆こどもしう御存ごぞんじならん。
寸情風土記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
仕方しかたがない……しく此餅これみんなさらんでの……さアうか不味つまらない物だが子供衆こどもしうげてください。
あへ子供衆こどもしうげる。學校がくかう地理ちり勉強べんきやうなさい。わすれては不可いけません。
雨ふり (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
はるだからお子供衆こどもしう——に一寸ちよつと……ばけもの雙六すごろく。……
春着 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)