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塞
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さ
ここにその神の髮を
握りて、その室の
椽ごとに結ひ著けて、
五百引の
石一二を、その室の戸に取り
塞へて、その
妻須世理毘賣を負ひて
吾子よ。吾子の
為了せなんだ
荒び心で、吾子よりももっと、わるい
猛び心を持った者の、大和に来向うのを、待ち押え、
塞え防いで居ろ、と仰せられた。
ここに千引の
石をその
黄泉比良坂に引き
塞へて、その石を中に置きて、おのもおのも
對き立たして、
事戸を
度す時
二〇に、伊耶那美の命のりたまはく
かれ大坂の山口に到りましし時に、
女人遇へり。その女人の白さく、「
兵を持てる人ども、
多にこの山を
塞へたれば、
當岐麻道一一より𢌞りて、越え幸でますべし」